暇つぶし その2
絆創膏を探そうとするも、そもそも利き腕が使えず逆の手も止血中である。
探すのは諦めた。
このまま血が止まるのを待とう。
そう思い見かけの映画を眺める。
30分位経過したであろうか。
まだ止まらない。
滲む程度までもいかないこの状況はさすがにまずい!
医者か?
いや、もう夜中だ。
しかも移動手段がない。
ふと、携帯電話が目に入る。
そういえばアイツが来るではないか!
手紙を取りに来る元相方。
カットバンある?
メールをしてみる。
わりと早く携帯が鳴る。
切ったのかと返信がきた。
包丁
それだけ返した。
また携帯が鳴る。
今度は電話。
事情を説明したらこちらに向かってると言う。
途中で絆創膏を買ってきてくれると。
ありがたい。
程なくして玄関が開く。
事前に鍵を開けとくように言われていた。
俺が開けようが、鍵だけ開けてようがドアまで行くのだから大差無いはずだが従った。
まず傷口を見せ治療をしてもらう。
絆創膏を貼るだけなのだが…なかなか貼れない。
普通のではなくいいやつを買ってきたらしい。
なんとか傷を覆うことが出来た。
これで多少動ける。
元相方に手紙を渡し少し話をする。
大した話ではない。
仕事は遅いのか?
休みはどこに行ったとか…
世間話。
話もそこそこに元相方が帰る。
礼を言い見送って部屋に戻った。
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